2011年4月20日

友人の開業

昨日は、私が長年通っている洋服屋さんの友人がお店を開業されたので、診療後にお祝いに行ってきました。
彼とは10年来の付き合いで、プライベートでもとても親しくさせていただいています。
今回、彼の長年の夢である自分のお店を持つにあたり、色々相談を受けていました。
独立するというのは、本当に大変なことです。
私も開業した時にはとても大変でしたが、多くの方々に支えられて今日までくることができました。
業種は違いますが、私なりにアドバイスやサポートをさせていただきました。
彼は、念願の自分のお店で新たな人生を歩み始めました。
これから大変なことも多いかと思いますが、頑張ってください!。
☆中島さんのご活躍を心より応援しています。

2011年4月14日

☆女性医師による診療のご案内

4月より女性医師(渡辺医師)による診療を開始いたしました。
☆女性医師による診察をご希望の方は、お気軽にお申し付けください。
※詳しいプロフィールは、ドクター紹介をご覧ください。

<女性医師(渡辺医師)診療日・診療時間>
毎月第2、第3火曜日  14:00~18:00

2011年4月11日

花粉症に対するボトックス治療

最近花粉症のお薬を希望される患者様がとても増えてきています。
通常花粉症の治療は、抗アレルギー薬の内服、点鼻薬、点眼薬が中心となります。
しかし最近では、花粉症に対してボトックスが有効という報告が増えてきています。
そこで先日東京で行われた花粉症に対するボトックス治療のセミナーに行って勉強してきました。
作用機序について説明したいと思います。(少々専門的な話になります。)

<鼻水(鼻汁)分泌の神経支配>
・翼口蓋神経節からの節後線維が鼻粘膜に分布
・副交感神経でコリン作動性

<ボトックスの作用>
神経末端に作用し、コリン分泌を阻害し、鼻粘膜への神経伝達を阻害します。

<鼻粘膜からの分泌>
・下鼻甲介からの分泌
・中鼻甲介からも少々分泌

☆つまり、ボトックスにより鼻粘膜への神経伝達が阻害された結果、鼻の粘膜から分泌物(鼻水、鼻汁)が抑制されるのです。

<治療方法>
滴下法(鼻粘膜(中鼻甲介、下鼻甲介)に適量を滴下します。)で行います。
(※効果的な治療を行うためには、最適な滴下量、的確な滴下部位、滴下方法などの治療テクニックが必要です。)
※ボトックスを滴下するだけですので、痛みはありません。(※刺激感もありません。)
※治療後(滴下後)、薬剤(ボトックス)が喉に落ちてしまっても極微量のため、飲み込んでも問題はありません。また喉の粘膜に作用することも考えにくいと言われています。
※嗅覚への影響について。下鼻甲介と中鼻甲介に滴下したボトックスは、コリン作動性の神経末端に作用します。嗅覚神経末端はこれと異なるため作用しません。
※子供への治療も可能です。(※小学生高学年から治療可です。)
子供の場合、粘膜が薄く、硬化などが少ないため効果が高いようです。

<治療時間>
約10分程度で終わります。

<効果>
数十分から数時間程度で効果が出てきます。(※即効性があります。)
有効期間は、約1~4週間程度です。(※通常2週間程度)
(※欠点は、有効期間が短いことです。)
※効果の持続には、再度治療を行う必要があります。
※目のかゆみも軽くなります。
※治療効果には個人差があります。

☆早速当院の花粉症のスタッフ数名に治療したところ、症状がかなり軽くなったと喜んでいました。

※ご興味がある方は、どうぞお気軽にご相談下さい。
詳しい治療方法、効果等についてご説明させていただきます。

当院スタッフへの治療

※注射ではありませんので、針はついていません。 ボトックスを滴下するだけで、全く痛みも刺激感もありませんので、安心して治療を受けていただけます。

2011年3月23日

スタッフ歓迎会

昨日は、新しく入ったスタッフ2名(受付、看護師)の歓迎会を行いました。
二人とも皮膚科、美容皮膚科の経験はありませんが、毎日一生懸命仕事を覚えようと頑張ってくれています。
開院当初は4名のスタッフでしたが、お陰様で現在では8名となりました。
みんなとても仕事熱心で優しく思いやりがあり、当院の自慢のスタッフです。
素晴らしいスタッフに支えられて、ここまでくることができ、感謝の気持ちで一杯です。
新しく入ったスタッフをみんなで温かくサポートしていきたいと思います。
当院では、来院してくださる患者様に良質な医療を提供するとともに、患者様がお気軽にお肌の悩み(トラブル)を相談していただけるよう、私をはじめスタッフ一同誠意をもって患者様に応対するよう心がけております。
どんな些細なことでも、是非お気軽にご相談下さい。

「ステーキハウスカンビオ」

2011年3月13日

教授退官パーティー

今日は、私が開業前まで所属(勤務)していた愛知医科大学皮膚科の教授 玉田康彦先生の退官パーティーに行ってきました。
玉田先生は、私が皮膚科医として入局して以来、長年にわたって皮膚科医として一からご指導頂いた私の恩師なのです。
非常に厳しい先生でしたが、我々医局員に対してとても親身になってご指導下さりました。
玉田先生の下で皮膚の発疹の見方(診断)から治療、研究、論文作成、学会発表など多岐にわたり、基礎から臨床までみっちり鍛えて頂きました。
今の自分があるのは、玉田先生のお陰だと本当に感謝しています。
玉田先生はお洒落で格好いいので、我々医局員の憧れの存在なのです。(“チョイ悪オヤジ”と呼ばれているんです。笑)
今日は久しぶりに同僚にも会えて、懐かしい昔話や近況報告などを交えながら楽しい一時を過ごすことができました。
玉田先生に教えて頂いたことを活かして、これからも来院して下さる患者様のために、一生懸命頑張っていきたいと思います。

玉田康彦先生御侍史

長い間本当にお疲れさまでした。
長年にわたりご指導頂き、ありがとうございました。
感謝の気持ちを込めてお礼申し上げます。

愛知医科大学皮膚科教授 玉田康彦先生

2011年3月6日

クリニック見学(さかえクリニック)

今日は休診日を利用して、さかえクリニックに勉強に行ってきました。
私は開業するまで、大学病院で勤務する傍ら、週末はさかえクリニックで副院長として勤務していました。
院長の末武先生は、長年にわたって美容治療を一からご指導いただいた私の最も尊敬する恩師なのです。
末武先生には、美容治療の基礎から実際の治療まで本当に多くのことを教えていただきました。
開業後も色々相談にのっていただいています。
今日は朝から晩までみっちりと美容治療を見学させていただきながら、多くの事を勉強することができました。特に当院でも人気の高いフラクショナルレーザーによる最新美肌治療では、安全でより効果的な治療方法を教えていただきました。
久しぶりにかつての古巣に戻って、初心にかえって勉強することができ、とても有意義な一日を過ごすことができました。
あの頃は平日は大学病院、土日はさかえクリニックで勤務しており、ほとんど休みなく働いていました。とてもハードでしたが、あの頃の経験があったからこそ、今の自分があるのだと考えています。
今こうして私が美容皮膚科医として仕事ができるのは、末武先生ならびに奥様の値恵子さん、スタッフの皆さんの温かいご指導、サポートのお陰だと心からお礼と感謝を申し上げます。
※これからも私をはじめスタッフ一同、患者様によりいっそう満足していただけるクリニックを目指して日々一生懸命頑張っていきたいと思います。

2011年3月2日

こだわりの治療Vol.3 『毛孔性苔癬(毛孔性角化症)』

今回は、とてもご相談の多い毛孔性苔癬(毛孔性角化症)についてお話ししたいと思います。
毛孔性苔癬(毛孔性角化症:毛穴のボツボツ)とは、肩から二の腕、上背部そして太ももに見られる毛穴に一致して、褐色の硬く触れる丘疹(ぶつぶつ)が多数見られる病気です。
1個1個は直径1~3mmと細かいのですが、ざらざらとした感触があり、特に夏に腕を出す衣服を着るようになると、気になって受診される女性が多くなります。
男女ともに見られますが、女性の方が気にするためか、受診するのは圧倒的に女性が多い病気です。
小児期から発症し、思春期頃に目立ってきます。教科書的には、多くは年齢とともに自然に消えてゆくと記載されていますが、やや目立たなくはなってきますが、なかなか完全には消えないことが多いです。
原因は不明ですが、家族内で見られることも多く、優性遺伝が考えられています。
毛孔性苔癬は毛穴の出口が広がっていて、そこに褐色の角質が充満している状態がこの病気の本態です。
毛孔性苔癬では角質とともにねじれた毛が毛穴のなかに詰まっています。

※顔面毛包性紅斑黒皮症(北村)を合併することがあります。
<顔面毛包性紅斑黒皮症(北村)>
耳前部から頬にかけて対側性にみられる紅褐色局面
毛孔性苔癬にしばしば合併します。

治療について:
一般的な治療は、角質を溶解させるサリチル酸ワセリンや尿素軟膏を塗る治療が行われてきましたが、なかなか満足できる効果は現れませんでした。
最近では、この病気の本態である毛穴に詰まった角質を除去する目的でケミカルピーリングを行ったり、毛穴に詰まったねじれた毛を除去する目的で脱毛機器を用いて治療することでかなり効果を上げることができるようになってきました。
以前は、当院でもケミカルピーリング脱毛機器を用いて治療してきました。
しかし、実際にこれらの治療では限界もあり、治療効果を出すにはかなりの治療回数が必要になってきます。
そこで当院では様々な治療方法を調べて検討に検討を重ねてきました。
たまたま当院のスタッフ数名に毛孔性苔癬を認めたため、治療モニターとして協力してもらい、様々な各治療を試して、それらの治療効果を分析・検討することができました。
その結果、治療効果および治療回数共に一番優れていた治療がダーマローラー治療でした。
何故、毛孔性苔癬ダーマローラー治療が効くのかというしっかりとした詳しい作用機序はまだ解明されていません。
私の個人的な考えを述べさせて頂きます。(※これはあくまで私個人の考えですので、ご了承下さい。)
毛孔性苔癬の本態は、角質とともにねじれた毛が毛穴のなかに詰まっている状態です。
ダーマローラー治療によって、病変部に微細な刺し傷(穴)を明けることで、毛穴の中に詰まった角質とねじれた毛が外に少しずつ排出されていくのだと思います。 また、この微細な刺し傷(穴)に対し、肌本来がもっている傷を治そうという生理的な創傷治癒反応も合わさって起こった結果、治療部(病変部)の皮膚のざらざら感がなくなり質感も改善していくと推察されます。
当院では毛孔性苔癬ダーマローラー治療をより高い治療効果を出すために、改良に改良を重ねて現在の治療方法に辿り着きました。
治療効果を出す上で重要な点は、ローラーの針の種類の選択、ローラーにかける力(圧力)、ローラーを転がす方向、エンドポイント(1回の治療をどの程度まで行うか。治療を終えるタイミングの見極め)、アフターケアなどの様々な点を個々の患者様の肌質や症状、程度に応じて決定して治療を行うことです。
尚、ダーマローラー治療によって毛穴の中に詰まった角質は除去されて皮膚のざらざら感は改善しますが、排出された毛が気になる場合には、ダーマローラー治療が終わった後に脱毛機器によって脱毛を行います。

※治療効果には個人差があります。

ダーマローラー治療による毛孔性苔癬治療は、現時点では最も効果的な治療だと考えています。
今後もさらなる治療効果の向上を目指して、勉強していきたいと思います。

☆毛孔性苔癬でお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。

2011年2月27日

第16回日本抗加齢美容医療学会(東京)

今週末は、東京で開催された日本抗加齢美容医療学会に行ってきました。
最新の基礎研究に基づいた再生療法やフラクショナルレーザー治療について、多くの先生方の発表を聴いて勉強することができました。
同じ治療方法、同じ機器を用いて治療したからといって、必ずしも同じ治療効果(結果)が得られるとは限らないのです。
重要なのは、個々の患者様の肌質や症状(状態)をしっかり見極めて正確に診断した上で、患者様おひとりおひとりに合った効果的な治療方法(機器設定)を選択し、しっかりとした技術をもって治療を行うことだと考えています。
当院ではできるだけ多くの学会やセミナーに参加して様々な疾患についての知識を深め(診断能力の精度を高める)、最新の治療を勉強しています。さらに各治療のスペシャリストの先生のもとに足を運び、治療技術の向上(スキルアップ)に努めています。
今年も色々な先生の技術を学ぶため、クリニック見学を予定しています。
これからも当院を訪れて下さる患者様に満足していただける医療を提供できるようスタッフ一丸となって頑張っていきたいと思います。
※お肌のトラブルでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談下さい。

※昨夜は、美容外科医の友人と会って一緒に食事に行ってきました。
友人のおすすめの「トマトのすき焼き」のお店に連れていってもらいました。
実は私はトマトが大の苦手で、正直ほとんど期待していませんでした。でも食べてみると、美味しくてびっくりしました。うまれて初めてトマトを美味しく感じることができました。
(※トマトが苦手な方は、是非試してみて下さい。)

☆日本料理『三田 ばさら』
ミシュランにも掲載されているお店だそうです。
お店は満席でした。

シメのパスタも絶品でした。

2011年2月17日

スタッフ勉強会

今日は、東京から資生堂と岩城製薬の美容部門の担当者に来ていただき、勉強会を行いました。
内容は、当院でとても好評なトラネキサム酸とグリシルグリシンのイオン導入と最新のホームケアコスメについて講義をしていただきました。
イオン導入とは、単純塗布ではなかなか浸透しにくい有効成分(水溶性ビタミンC、トラネキサム酸など)を電気の力を用いて肌の深部にまで効率良く浸透させる方法です。
トラネキサム酸は美白・保湿効果、グリシルグリシンは毛穴を引き締める効果があります。
これらの美肌薬剤をイオン導入することで単純塗布と比べて、数十倍浸透させることができます。
当院では、主に様々な美肌治療( ライムライトジェネシスタイタンケミカルピーリングスムースビームダーマローラーフラクショナルレーザー など)の施術後に、患者様の症状に合った最適な美肌薬剤を選択してイオン導入を行っております。(イオン導入単独で行うより効果的です。)
☆ご興味がございましたら、お気軽にご相談下さい。

※当院では、患者様に安全で効果的な最新の医療(情報)を提供できるよう毎月定期的にスタッフの勉強会を行っております。

2011年2月14日

花粉症対策

最近、花粉症でお薬を希望される患者様が徐々に増えてきています。
スギ花粉の飛散開始は、2月中旬~下旬頃の予想で、わずかに飛び始めています。
今年の飛散量は昨年の10倍前後に達し、特に名古屋では20倍以上にもなる見通しです。 早期に内服されることをおすすめします。
当院では、花粉症の各種内服薬に加え、点鼻薬、点眼薬の処方も行っております。
※各種アレルギー検査も行っております。

☆ご希望の方は、お気軽にご相談下さい。