2010年6月10日

“シャープペンシルの芯”

先日、クリニックで仕事中にシャープペンシルを使用しようと思い、芯が出ているのを知らず、無意識に芯を出そうとして勢いよくノックしたら、誤って逆に(芯が出てくる部分)を強くノック(押して)してしまい、指先に猛烈な激痛が走りました。
よく見ると、指先にシャープペンシルの芯が5mm程突き刺さってしまっていました。
すぐに異物除去用の異物鑷子(ピンセット)で芯を除去しようとしましたが、深く刺さりすぎていたため一部しか取れず、芯がかなり残ってしまいました、
そこで、こういう時に最適なレーザー“Qスイッチルビーレーザー”の出番です。
当院オリジナルの高濃度麻酔クリーム(20%リドカインクリーム)を外用し、Qスイッチルビーレーザーを照射しました。
わずかな痛みで、レーザー照射後一瞬にしてシャープペンシルの芯とその色素に反応し、跡形もなく除去(治療)することができました。
数日は、外用が必要になりますが、1回のレーザー治療で治療することができ、ホットしました。(苦笑)
当院では今回の私のように、鉛筆やシャープペンシルの芯が刺さってしまったり、交通事故や転倒などの外傷で傷に砂などの異物が混入してしまい、残存して異物や色が残ってしまって悩まれて来院される患者様がとても多く来院されます。
これらの患者様に対して、主に“Qスイッチルビーレーザー”を用いて治療しています。
“Qスイッチルビーレーザー”治療により、跡形も無く綺麗に除去できるので、患者様にはとても満足していただいております。
“Qスイッチルビーレーザー”は、シミアザ治療だけでなく、鉛筆やシャープペンシルの芯などが刺さった場合や交通事故・転倒などの外傷で傷に砂などの異物が混入して、これらの異物を除去しない状態で傷が閉じて(治って)しまって色素沈着を来す「外傷性色素沈着症」刺青(入れ墨・タトゥー)・美容刺青(アートメイク(アイラインやアイブロウに刺青を入れること))除去にも非常に有効な治療機器なのです。
これらは自然に消えることはありませんので、レーザー治療が必要となります。
※異物が混入して長く経過した場合でも効果的に治療することができます。
※治療回数は、状態(症状や程度)によって異なります。
※当院で導入している“Qスイッチルビーレーザー”は、外傷性色素沈着症アザ(太田母斑、異所性蒙古斑、扁平母斑)に対して保険適応となっております。
☆お気軽にご相談ください。

治療前
治療後

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